受験生の方に向けた話
音大や芸大に行くからには、
みんな並々ならぬ音楽への愛があるからだと
信じて疑わなかったが
どうやらそれは違うらしい。
進学への動機目的はそれぞれあっていいし
否定も肯定もしない。
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始めたばかりの子が
お母さんに連れて来られて
初めはイヤだったけど
レッスン受けるうちに
だんだん楽しくなってきて
音楽が大好きになった
というのはこちらの理想、目標であり
実際それで継続して通って下さる生徒さんもいらっしゃるので
そう言われる時はとても嬉しい。
もちろん十人十色、千差万別、
音楽が向いてる人(その中にも器楽や歌など多岐に渡る。以下同様)
スポーツが向いてる人
化学が向いてる人
文学が向いてる人
ダンス、美術、IT、医学、、
種々様々に専門分野があり
全ての人類が音楽を愛し、、とはならない。
思い起こせば…
音楽よりも「○○大学」に入ることが目的、
という人は昔から確かにいたし
今後も、こうしている今も
同じような考えの人は出てくると思う。
個人的な体験に基づき偏狭な具体例を挙げると、
彼らは課題をこなすことしかしてきてないので
びっくりするほど曲も演奏家も知らず興味もない。
音楽が、ではなく有名かどうかで
音楽家の価値をはかり
有名人と(or繋がりのあるその弟子と)繋がりたいだけ
という狂人もいたり、、
そもそも
プロですらモテたいという
欲望を満たす手段に音楽する人もいるわけだから
「音楽」が好きなわけじゃない人にとって
それらの事は当然といえば当然なのかもしれない。
で、
だからといって
そういう考えの人はレッスン拒否！
などと言いたいわけではなく
依頼は歓迎するし
ニーズに応えられるようこちらも努めるけれど
価値観の違いはお互い随所に感じることになる。
要らぬ助言とわかりつつ敢えて言うなら
好き、楽しい、と思えないことに
時間とお金を使いすぎない方がいい…
先述したように
最初は「しなければいけないからやる」
だったけど
レッスン受けるうちに
音楽そのものに惹かれて今は夢中だ、
というなら
どれだけ時間とお金を注ぎ込んでも
後悔は無い。はず…
特に、受験などやや大きな岐路にある場合
本当はどう考えているのか、どうしたいのか、
周りの空気に流されやすい年頃なら尚更
こちらも慎重に確認したいところ。
再度確認。
"本当に音楽を好きですか？"
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